ビルドターゲットごとに処理を分けたい

WebViewで表示するページのURLをプロダクト版と開発版で分けたい、というようなことはよくありますよね。今回はOther Swift Flagsを使ってビルドターゲットごとに処理を分ける方法を説明していきます。

Other Swift Flags の設定
処理を分ける

Other Swift Flags の設定

まずはからOther Swift Flagsを設定します。

ターゲットの Build Setting でOther Swift Flags を検索します。設定する名称はなんでもいいですが、先頭に-Dをつけるようにしてください。今回はプロダクト版のターゲットには "-DAPP_PRODUCTION" 、開発版には "-DAPP_DEVELOP" と設定しました。

処理を分ける

あとはコード内で処理を変えればOKです。

今回はenumで宣言したURLを分けるような処理を書きます。

enum WebPage: String {
#if APP_PRODUCTION
    case login     = "https://hogehoge.com/signin"
    case home      = "https://hogehoge.com/"
    case classes   = "https://hogehoge.com/setup"
    case log       = "https://hogehoge.com/log"
#elseif APP_DEVELOP
    case login     = "https://test.hogehoge.com/signin"
    case home      = "https://test.hogehoge.com/"
    case classes   = "https://test.hogehoge.com/setup"
    case log       = "https://test.hogehoge.com/log"
#endif
    case privacyPolicy = "https://hogehoge.com/privacy-policy/"
    case contact   = "https://hogehoge.com/contacts/"
}

注意したい点はOther Swift Flags に書き込んだ名称には-Dをつけましたが、コード内ではこの-Dが不要という点です。これだけ気をつければとても簡単かと思います。